IIIF対応画像表示できるデジタルアーカイブ公開プラグインを作成しました

今まで開発していたプラグインの新しいバージョンとして、MLA(博物館・美術館、図書館、公文書館)などのデジタルアーカイブをインターネット上で検索・公開するためのWordPressのプラグインを作成しました。

開発したプラグインは、知のデジタルアーカイブに関する研究会の提言「デジタルアーカイブ構築のガイドライン」の「システム機能仕様」の次の5項目をほぼ満足するものである。

  1. メタデータおよびコンテンツを1件ずつ画面から登録する機能
  2. 検索対象とするメタデータ項目について、項目を定めずにすべて検索を行う「簡易検索(全文検索)」機能。
  3. 検索対象とするメタデータ項目を複数指定でき、AND/OR条件を指定できる「詳細検索」機能。(AND条件のみ指定)
  4. 資料整理のため、および利用者の利便性のために、資料分類などの階層をたどりながら資料を閲覧する機能。(カテゴリー分け)
  5. 登録されたメタデータおよびコンテンツを業務担当者が確認し、編集できる、確認の結果、「公開承認」か「非公開」の判断を行い、それをシステムに登録できる機能。

また、デジタルアーカイブにおいて画像を公開し共有するための国際的な枠組みが作られ(International Image Interoperability Framework、略してIIIF)、採用が広まりつつあることに対応するために、公開されているマニフェストを利用して画像表示を行えるようにしてある。

実装例をhttps://rei.kanselab.net/に作成しました。